ケーススタディ: ダウ、GLBIに循環型ソリューションを導入

ダウ・グレートレイクスベイ・インビテーショナルのバリューチェーン・パートナーによる循環型ソリューション

GEO認定イベントとして、ミシガン州ミッドランドで行われるダウ・グレートレイクスベイ・インビテーショナル(GLBI)の特徴は、サステナビリティへのコミットメントです。2022年のトーナメントでは、水、廃棄物、温室効果ガスの排出を最小限に抑え、循環性の向上にも貢献しました。2019年以降、ダウはバリューチェーン全体の重要なパートナーと共同で、プラスチックメッシュフェンス(1トンのプラスチックに相当）の再利用とリサイクルを行い、ダウのGLBIクローズドループイニシアチブの一環としてゴルフツールを生み出してきました。

ダウ、リサイクル業者のKW Plastics、成型業者のCore Technology Molding Corporation、持続可能なゴルフリーダーのEvolve Golfの4社が協力し、前年のGLBIに使用された高密度ポリエチレン(HDPE)プラスチックメッシュフェンスを再生し、2022年のイベント向けに、2万個のボールマーカーと5,500個のディボットツールへと生まれ変わらせました。

リサイクルの革新的な方法を見つける

KW Plastics社のGM、Scott Saundersは次のように語っています。「世界最大のプラスチックリサイクル業者である当社にとって、ダウのようなパートナーと、使用済みHDPEやPPプラスチックの革新的なリサイクル方法を見つけることが最大の関心事です。「昨年のプラスチックメッシュフェンスを新たな命を吹き込むことは、より持続可能なソリューションを生み出すための素晴らしい挑戦であり、継続的なコラボレーションの賜物でした。」

4社それぞれが、使用済みのプラスチックメッシュの回収と洗浄から、HDPEのペレット化、リサイクルプラスチックの有用なツールへの成形まで、今年の大会向けたリサイクルやリユースにおいて重要な役割を果たしました。こういったコラボレーションは、大きな影響をもたらします。例えば、昨年のクローズドループイニシアチブでは、1,500ポンドを超えるプラスチックメッシュフェンシングが、2万個以上のゴルフティーに成形、リサイクルされました。

未来へのコミットメント

ダウ・パッケージング・アンド・スペシャルティ・プラスチックズ担当シニア・カスタマー・マネージャー、トビー・スミスは、次のように語っています。「パートナーであるKW Plastics、Evolve Golf、Core Technology Molding Corporationは、今年のダウGLBIのボールマーカーとディボットツールの開発にとどまらない成果を成し遂げました。素材やその資源の耐用年数を延ばす持続可能なソリューションを引き続き発見し、拡大していくためには、彼らのような私たちと同じような考え方を持つ組織と協力する必要があります。協力し合えたことについては、どれほど感謝してもしきれません。」

初のGEO認定女子プロゴルフ協会(LPGA)イベントとして、GLBIはサステナビリティを重視した形で計画され、実施されています。GEO認証には、サステナビリティの取り組みとベストプラクティスを確立するための5年間のサステナビリティ計画とコミットメントが必要です。これまでのトーナメントでは、廃棄物の77%がリサイクルまたはリユースされ、看板などの80%が今後再利用可能であり、Dow GLBIシャツの26%が再生ポリエチレンテレフタレート(PET)プラスチックで作られました。